地政学が好きな大学生による日常記録

地政学を軸として日々思いついたことをつれづれなるままに書いてくブログです。

日本国紀批判の作家の出版停止と丸山氏の反論に見る言論の自由

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6323592

 

言論の自由に関連する話題だったので取り上げてみました。

 

事の発端は百田尚樹氏が幻冬社から出した日本国紀の内容がコピペされていたことを批判したら、津原泰水氏の新作出版を停止されたみたいです。

 

これが言論の自由に反した行為と断定できるかは正直自分の知識で判断することはできません。

 

しかしながらない知恵を絞って考えてみます。

まずwikiから言論の自由を引用してみたいと思います。

言論の自由(げんろんのじゆう,英: Freedom of speech)は検閲を受けることなく自身の思想・良心を表明する自由を指す。自由権の一種である。

 

今回の件に当てはめると、自身の思想=津原泰水氏の作品、そしてこれを出版社側が出版できないようにしたという構図でしょうか?

 

法律の概念をどのように解釈するのが適切かわからないですが、とりあえず字面通りに解釈してみました。

 

こうすると言論の自由を侵害していると見えますが、津原泰水氏の作品そのものが思想に当たるのかわかりません。

 

その作品の内容に思想的側面があるのか、それとも作品そのものを内容に関わらず思想の一つに含むべきなのか?

 

また出版社側からしたら売上が見込めないから出版を停止したという風に解釈することもできます。

 

そうすると思想に関わらず利益の観点から停止したとなると思想の自由を侵害したと言えなくなるかもしれません。

 

出版社側と作家側でどういったやり取りがあったのか見ないと思想の自由を侵害したかどうかはわからないと思います。

 

 

閑話休題

 

 

出版停止による思想の自由を侵害したというものでしたが、似たような話題として丸山氏が一昨日の北方領土問題の戦争発言について辞職勧告を維新が出そうとしてることに議論すること自体を萎縮させるという文脈において思想の自由を侵害していると主張していました。

 

この点を考察すると戦争をするかしないかという発言は丸山氏の思想が強く反映されていると見なせます。

 

さらに歴史的問題の中で領土を取り戻すための戦争という発言は倫理的な問題としても失言と言えます。

 

維新の会が戦争発言を国家間交渉にも悪影響をもたらす重い失言と判断し、丸山氏に辞職勧告を促すのは党としてそれほど間違った対応ではないです。

 

ただ戦争そのものを議論する自由はあり、それを宴会の席で話題に出すこと自体を規制するようなことをしてはいけないというのがあくまで丸山氏の主張の根拠です。

 

しかしながら領土問題に絡んだ戦争という背景を考慮に入れると、国会議員として不適切な発言だったと言わざるを得ないと思います。

 

 

 

以上をまとめると思想の自由もどういう観点から考察するかで違った意見が出てくるものだと思いました。