地政学が好きな大学生による日常記録

地政学を軸として日々思いついたことをつれづれなるままに書いてくブログです。

中国の一帯一路構想に関して思うこと

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190428-00000017-jij_afp-int

 

中国の一帯一路に関する国際会議が24日〜27日にかけて行われたようです。

声明では約7兆円規模のインフラ投資やさまざまな事業が発表されたようです。

 

この一帯一路はイタリアなど欧米諸国も一部参加するようです。

 

個人的にはこの一帯一路に日本は絶対に参加してはいけないと思います。

理由としては日本が参入してしまうと、将来的に一帯一路が行き詰まった時に日本がその混乱に巻き込まれる可能性が高いからです。

 

時代はさかのぼり、日中戦争の頃は日本は中国を列強国と対峙することを目標に自国の経済圏に組み込むために実行しましたが結果的にはうまくいきませんでした。

 

こうした事例があるように、日本にとって中国は魅力的な資源があると同時に重荷となります。

 

特にシーパワーである日本が、アメリカのようにシーパワーとランドパワーを両立させるほどの能力がない中で中国のランドパワーをコントロール下に置くことはできません。

 

変に介入してしまうと地獄アリの巣のごとく内側に引きずり込まれます。そうなってしまうともう手遅れなのです。

 

中国としてはおそらく西欧を巻き込むことでアジア〜西欧までを内側からだんだん滲み込ませて影響力の拡大を狙っていくつもりです。ついでに港湾整備も含まれているために運がよければそこを乗っ取って外洋に出る手段を獲得したいのでしょう。

 

とにかく日本にとってはこの事業は大変危険なものです。

このことを日本の政治家の方々にもきちんと認識してほしいですね。